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さて、まずあなたのような多感な人は、「悲しい」という気持ちに襲われることが、なにかと多いと思います。
(´・ω・`)
とかくあなたはいま、「青年期」という、人生でもっとも多感な時期にいるのですから、それも当然です。
ですからいまのあなたは、悲しいことが多くて当たり前。
このページでは、そうした前提で、あなたが「悲しい気持ち」から少しでも、自由になれる方法を、私の経験を踏まえ、考えてみることにします。(*^^*)
ではそもそも、「悲しい」とはどういう感情か?
どういう必要があって、人間はそんな感情を持っているのか?
という根源的なところから、話を進めていってみたいと思います。
この「悲しい」という気持ちは、ほぼすべての哺乳類の動物は、持っているはずと思われます。
たとえば飼い主を失った犬が、その後なにも食べなくなり、衰弱死するというような話は、よく聞きます。(´;ω;`)
あるいはある事情により、幼いときから犬と飼われていたヤギが、その犬と離れ離れにされたとたんに、急に元気がなくなる等々。
では、爬虫類では、どうでしょう?
これも、種類によってはアリかな、と私は思います。
たとえば亀は、大切に飼うことで、人に愛情表現を見せることもあります。
愛情があるということは、「悲しい」という感情を持っている可能性もあります。
なぜなら「悲しみ」とは基本的に、「喪失感」という感情と深く結びついたものだからです。
というより、人に「大切なものの喪失」を思い知らせるのが、「悲しみ」の持つ本来の機能だと、私は考えます。
またここから、強い社会性を持つ高度な動物ほど、「悲しみ」を多く持つものと思われます。
というのは、多くの仲間と社会を運営していく生物ほど、仲間との関連や感情の共有が増えていきます。
するとそのなかで、得るものも多い分、失うものも多いからだと、私は考えます。
これについてはまず、あなたの身のまわりや、これまでの人生をふり返ってもらいたいと思います。
これまであなたは、どんなときに「悲しい」と思ったでしょうか?
以下は私の推測ですが、述べていきます。
1.親に冷たくされた
2.仲良しだった友だちと、別れることとなった
3.大切にしていたペットが死んだ
4.大学か高校の受験に失敗した
5.学校のクラスで、仲間外れにされた
6.自分が大切にしていた宝物を失った
7.好きな異性にフラれた
8.学校や会社で、信じていた人に裏切られた
9.自分がまわりの人たちより、劣っていることを思い知らされた
10.自分でも思わぬミスをして、他人からの信用を失った
11.現状のままでは、自分は明るい未来を得られないと、感じさせられた
12.期待していた「いいこと」が、ついに起こらなかった
以上に挙げた事柄はみな、「喪失」の感情に結びついていることが、わかるでしょう?
人は、自分の大切なものを失ったか、もしくは手に入れられるはずのものが得られなかったとき、「悲しい」という感情に襲われるのです。
ところで、「悲しい」に近い感情で、「虚しい」というものがあります。
これは、「ココロに穴が空いたようで、なんともやるせない気持ち」を指します。
この2つの感情は、実際にはどう違うのでしょうか?
これはまず、「悲しい」は能動的であり、「虚しい」は受動的だといえます。
つまり「悲しい」という感情により、人は泣いたり、深く沈みこんだり、なにかにふけりたくなったりと、なんらかのアクションを起こしたくなります。
ところが、「虚しい」気持ちでいる人は、なにもしたくなく、ただ呆然としています。
そこから「悲しい」という感情は、人がなにかを失った代償に、彼に対してなんらかの行動を起こすことを求めていると、考えられるのです。
この点は、「痛み」という感覚が、人に生命や肉体の危機を教えるのと、同様の意味があるように思われます。
「痛み」は、苦痛をとおして人に、危機から逃げるよう、うながす感覚です。
たとえば人が、花のトゲをあやまって触ってしまった場合、痛みはそれに対し、「今後は注意せよ」との信号を、人に送っているのです。
ならば「悲しみ」が人に求めているものは、何でしょう?
それは、「元来、自分にとってどうしても必要だったものを失った代償として、その代わりのものとなるものを得ろ」というものです。
たとえば、これはたいへんよく言われることです。
「失恋の痛みを忘れさせるものは、次の恋である」などと、よく失恋したばかりの人にアドバイスすることもありますね。(*^^*)
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失恋ではありませんが、私も少年期から青年期にかけ、この「悲しい気持ち」にずっと苦しめられたことがあります。(´・ω・`)
まず下記を見ていただきたいのですが、私は育ちに問題があったため、極度に孤独な青少年時代を過ごさねばなりませんでした。
自己嫌悪でいつもイライラしているあなたへ。その原因と克服法を教えます
第七章 私が、自分自身の倫理を自分で構築するようになった理由
上記で述べられていることは、私が病的な精神でいたため、つねに「他者との共感が持てないでいた」ということです。
そうしたわけで、私の感性はずっと麻痺した状態にあったわけです。
ですが、にもかかわらず、私はずっと漠然と、「悲しい」という気持ちだけは抱いていました。
ところで1990年代に、「幽遊白書」というマンガからアニメ化された作品があり、そのオープニングには、「微笑みの爆弾」という名曲が当てられました。
当時の私の気持ちはまさに、その歌詞のとおりでした。
下に、一部を掲載します。
微笑みの爆弾
♪都会の人ごみ 肩がぶつかって ひとりぼっち
果てない草原 風がビュンビュンと ひとりぼっち
どっちだろう 泣きたくなる場所は
2つマルをつけて ちょっぴりオトナさ♪
つまり、物理的に孤独な状態に置かれることは、とても悲しい。
だがまた同時に、大勢の人がまわりにいながら、そのだれとも精神的な交流ができないこともまた、悲しいことだということです。
当時の私の病んだ精神が求めていたのは、まさに「他者との共感」であり、私のココロは悲しみを介して、私にそれを求めていた、ということです。
ところがその後、さまざまな努力と治療の結果、私はいまから5~6年前に、ようやくその状態から脱することが、できるようになりました。
現在の私は、「自分がここにいて、自分のまわりに人がいる」ということを、言葉にせずとも実感することができます。
だから私はもはや、ふつうに生きていても、「慢性的に悲しい」とは感じなくなっています。
ですから、現在が悲しくて仕方のないあなたは、しばらくはその悲しみに浸って、あなたの脳が命じるように、なにもしなでいるのが、いちばんです。
仕事は無難にやりすごし、後は布団をかぶって寝ていればいいでしょう。
というのは、喪失感というものは一種のショックであり、その感覚は人に、「いましばらくは、衝撃が治まるまで休んでいろ」と伝えるものでもあるからです。
それほどまでに、人が大切なものを失うというのは、大きなことなのです。
ですが、あなたのその感情は、永くは続きません。
なぜなら、たとえばなにかで傷を負った人は、その場では痛みにうずくまりますが、それが過ぎ去ったら、次に自分がすべき行動に移るからです。
それは、とりあえずその場から去る、自分に痛みをあたえたものに、近づかないようにする、等です。
そのように悲しい目に遭った人もまた、自然に生きていれば必ず、自分の悲しみがもたらす要求を満たそうと、行動するものです。
たとえば、失恋したのなら、次の恋人を探す。
あるいは、「ここには、自分の居場所がない」と思えば、自分がその場にふさわしい人間になるよう努力するか、あるいはそこから去るかします。
そうして自分が本当に安らげる場所を、見つけようとするのです。
前述したように、もしあなたが悲しい気持ちに打ちのめされたばかりのときは、しばらくは沈んでいても、問題ありません。
しかし重すぎる悲しみが過ぎ去った後には、あなたはご自分の悲しみが求めるものは何かを考え、それを得られるように努力すればいいのです。
そうしてそれを獲得できたら、もはや問題は解決です。
ただし、ここで注意点があります。
それは、もしあなたが失ったものが、不可抗力でそうなったのなら、あなたは絶対に後悔しないだろうと、いうことです。
これは、下記のページ、第一章から第四章までを、参考にしてください。
後悔の念が消えず、いつも苦しいあなたへ。その解消法を教えます!
ただそうではなく、上にあるように、あなたの努力不足や意地などのため、大切なものを失ったのなら、話は別です。
それはあなたのなかで「後悔、悲しみ」として残るだろう、ということです。
ですがあなたは、そのときにそれを失わせたご自分の欠点を修正し、今後、おなじことが起こった際に、おなじ過ちをくり返さないよう、すればいいのです。
そのためにあなたは、よく反省し、自分を成長させていく必要があります。
ただし、とくにあなたが努力をしなくても、悲しみから時間を置くだけで、大部分の悲しみから解放されるのも、事実です。
これは、どんなものにせよ、「痛み」が永くは続かないのと同様です。
その理由は、時間の経過とともに、あなたが失った大切なものの代替となるものが、自分でも気づかないうちに、手に入っている場合が多いからです。
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しかしそうはいっても、それでもまだ「悲しい気持ち」が続くことがあります。
その場合は、そのときのあなたにはまだ、必要なものが満たされていないことを意味します。
さらに悲しみは、慢性化すると、もはやそれに対して無自覚になります。
つまり「自分は、悲しい」ということさえ、自分で気づかなくなっていくということです。
そのように、「漠然と悲しい」という気持ちが続くときには、その感覚にフォーカスし、自分のココロ見つめて、悲しみの根源を探る必要があります。
そんなとき、どうすればいいかを、ここで具体的にお教えします。(*^^*)
まずあなたはここで、ノートとペンを用意します。
そして「なぜ、自分はこうなのか」、「この気持ちは、どこから来るのか」、と自問自答し、ノートにどんどんと書き込んでいきます。
そうして「なぜ、なぜ」を積み重ねていくと、やがて悲しみの根源が見えてきます。
するとあなたは、それを埋める努力さえすれば、やがて悲しみからは、解放されるでしょう。
もしそれでも治まらない場合は、肉体や精神から直接、悲しみを抜くということを、試みればいいです。
それは、カラダを温めほぐし、自分のココロを言葉により、蘇らせるというものです。
その方法については、私はすでに記事を一本、作成していますので、そちらを参考にしてみてください。
究極のストレス解消・予防法は、心身を温め、ほぐすこと。呼吸法、入浴、エクササイズでストレス耐性を身につけよう!
ところでこれは、第五章でも述べました。
人に傷つけられた結果としての悲しみや、不可抗力なココロの傷は、基本的に自然と消えていくものです。
しかし、「自分で自分につけた傷」については、いつまでも残ることが多いです。
というのは、またおなじことが起こったとき、人はまたおなじ過ちをくり返すこともあるからです。
人間のココロというものは、そのように自分を守るため、悲しみや苦しみさえ、ずっと覚えておくということもあるのです。
私の場合は、過去に、ある女性からずっと好意を寄せられていたことがあります。
また私も本心では、彼女を深く愛していました。
ところが私は、意地やら恥ずかしさやらのため、彼女を徹底的に避け、無視していました。
当時の私には、自分の中身が空っぽであったため、とてもじゃないが、他者を受け入れるようなキャパシティーはなかったのです。
もちろん、彼女ともそれそれ以後一切、会ってもいないし、連絡もしていません。
ですが、そのときにできた私のココロの傷は、30年経ったいまでも、自分のなかに残っています。
ですからあなたは、悲しい気持ちを手離したいのなら、まずはなにおいても、自分のココロに素直になることです。
そうして、「自分に本当に必要なもの」を、きちんと認めることです。
そのためにはあなたは、日ごろからご自分の器を広げて、「どんなものでも人でも、受け入れられる度量」をつくっておくことが、大切となります。
そのための練習としては、仕事としてまかされたものに対してにせよ、自分で選んだものに対してせよ、とかく「責任をもって、果たす」ことを習慣とすることです。
自分が関わる一つひとつのタスクを、後で後悔しないよう、その場できっちりと仕上げる。
これを日常的ににしていれば、あなたの器はおのずと大きくなっていきます。
ただし、あまりに完璧を求め、根をつめるのも、自分のキャパシティーを超えた仕事に挑むのも、控える必要はありますが。
それというのも、そうすればあなたは、自身を喪失するだけだろうからです。
なにごとも、「いつも全力を出しすぎない」ことが、大切となってきます。
さらにあなたは、つねに「自分は本心から、何を求めているのか」を考え、それを自分の努力で手に入れる習慣をつけることです。
くわえて、「自分のココロが、どうしても見えなくて悲しい」のならば、読書などにより、「理想の自分の未来像」を探るという手段もあります。
それについては、下記の記事を参考にしてみてください。
読書をする真の意味は、「新しい自分を創ること」。本を読み、自由な世界を手に入れよう!
それができるようになれば、あなたはウジウジした悲しみからは解放され、将来において、どんな悲しみからも立ち直れる人間になれます!!\(^o^)/
そう思って、あなたは現在のあなたを苦しめている悲しみから、早く自由になってほしいと思います。
「悲しい」という気持ちは基本的に、「喪失」に結びついています。
つまり「なにか大切なものを失った」、「期待していたものを得られなかった」ときに、人は「悲しい気持ち」になるのです。
ならばもしあなたが、「悲しい」と思う気持ちに取りつかれたのなら、あなたが失ったものの代替になるものを探し、獲得すればいいのです。
また多くの場合、人は自分でも知らぬ間に、自分が失ったものの代わりになるものを得ているので、「悲しい気持ち」は、基本的に長続きしません。
ただし、その失ったものが、不可抗力ではなく、自分の弱さや意地が原因であれば、「悲しみ」というココロの傷は、消えません。
その理由は今後、自分に同様のことが起こった場合、また同様の過ちを犯す可能性があるからです。
ですからあなたにはいつも、自分のココロに対して素直になり、自分の行為に責任をもって挑むという習慣をつけることを、オススメします。
そうすることであなたは、つねに自分のチカラで自分が必要なものを手に入れられるようになるため、「悲しみ」に囚われることは、なくなりからです。
またそうすれば、たとえ悲しみに沈んだとしても、すぐ
に立ち直れる人間になれているでしょう。
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