目次
ここでは心理学上でもよく話題になる、「虚言癖」=「嘘つき病」について、述べていきます。
当然ですが、虚つきにも、程度が重いものから軽いものまであります。
症状が軽いものについては、本人の「クセ」レベルかもしれません。
ならば、ふだんの心がけと数回のカウンセリング等で、治ってしまうかもしれません。
ところで私は、少年期から22歳くらいにかけては、大変な嘘つきでした。
それも、かなり重度なものでした。
そんな私ですが、あるときから自分の虚言癖を自覚したため、意識的にそこから脱出できました。
そこで、当時の私と同様、止めたくても嘘が止まらない、嘘をつくことに罪悪感がなくて怖い、というあなたのため、私の虚言癖との闘いを記します。
私の経験が、少しでもあなたのお役に立てれば、苦しみまくった若き日の私も、きっと報われると思います。。
どうかこの記事が、あなたを「虚の世界」から「現実世界」へ引き上げることを望みます。
なぜなら、それは私の満足でもあるからです。
なお、このページは「虚言癖」についての理論と解説に当てられています。
もしあなたが、「虚言癖」を持っており、それを克服したいと願うならば、下記ページを参考にしてください。
虚言癖には、こうして対処しろ!私の実践による、ココロとカラダと栄養からのアプローチ
私の経験にもとづいた、具体的で効果バツグンの方法が記されています。(*^^*)
まずは、私の虚言癖について語るには、私の育ちを知ってもらいたいと思います。
時間のある方は、下記をお読みください
自己嫌悪を克服するカギは、他者や自分自身との関係のなかから、自分への信頼を獲得すること
1 第一章 私が、自分自身の倫理を自分で構築するようになった理由
もしあなたが、上記引用部を読まなかったのなら、簡単に私の成長過程における問題点を、述べます。
それは、幼少期、少年期の私はつねに、身もココロも「リアル」から離されて育ったということです。
とかく私は、現代核家族の長男としてあり、母親は病弱だった私にベッタリ。
そして父は、そもそも核家族における家長の役割も、まったく理解しておりませんでした。
つまり父には、子どもに社会の規範を教えなければいけないし、核家族ならば基本的に、それができるのは父親だけという自覚もなかったのです。
よって私は、父から「社会をどう生きていけばいいか」ということを一切、教えられずに成長していきました。
そんな私でしたので、もちろん、人づき合いは大の苦手でした。
端的に述べるなら、同じ年の同級生さえ、怖かったのです。
ですから私は、当時は一人でいることが多かったです。
私があまりに孤独であるため、母が私の同級生のお母さんたちに頼み込み、そこのお子さんたちに、私と遊ぶようにさせたことも、何度もありました。
そうしたことから、私は異常なまでに孤独な少年でしたが、一人のときはいつも、空想や妄想ばかり、していたものです。
そこから、当時の私は万物に「リアル」を感じていなかった、というより、リアルと妄想の区別が、自分のなかでハッキリとついていませんでした。
ところで、もしあなたが前章の引用を読んでくださったのなら、「人間とは、社会的存在だ」ということは、おわかりいただけると思います。
これはどういうことかといえば、一見、「本能」のように思える心的反応も、じつはその人が生まれ育った共同体の価値観の一部である、ということです。
この点を、「インディアン」と呼ばれるネイティヴ・アメリカン(アメリカ先住民)の社会から、見ていきます。
参照 https://base81.com/info/偉人から学ぶ英語の名言~ネイティブ・アメリカ.html/
そもそも、ネイティヴ・アメリカンには、「所有」という概念がありませんでした。
ですから彼らにとってみれば、すべてが「俺のものは、みんなのもの、みんなのものは、俺のもの」だったのです。
端的に述べれば、どんなものもすべては、共同体のものであり、共同体と個人のあいだに、距離はなかったのです。
ところで、15世紀後半から大航海時代が始まり、アメリカ大陸には多くの白人たちがやって来ました。
そして白人たちは、ときには泥棒同然のふてぶてしさで、ネイティヴたちの土地や食料を奪っていきましたが、それでも彼らは、白人たちを咎めませんでした。
もちろん、同時代の日本や西洋でそんなことをすれば、間違いなく窃盗罪で捕まったことでしょう。
ですが、ネイティヴたちの世界では、そもそも「窃盗」という罪の概念はなかったため、彼らは白人たちの行為を、「悪いこと」とは、思わなかったのです。
また参考のため、、以下のページ第三章を参考にしてください。
寂しい気持ちに苦しめられている若いあなたへ。その根源的な理由と原因を教えます
ここでは、ロシア文学の最高峰、ドストエフスキーによる『罪と罰』が、論じられています。
殺人を犯した主人公、ラスコーリニコフを苦しめたのは、「本能」ではありません。
あくまでラスコーリニコフが生まれ育った、キリスト教社会における、「殺人は、最大の罪」という道徳規範です。
こうした規範は、前近代の共同体においては、世界中ほぼ例外なく、宗教の教義により成立していました。
西洋ではキリスト教、中東ではイスラム教、日本では神道を中心とした上で、儒教や仏教を取り込んだ教えとして、存在していたのです。
ただ余談ですが、若干の例外は、存在します。
それは、中国と朝鮮です。
近代までの中国、朝鮮を支配したイデオロギーは儒教ですが、儒教はどちらかといえば実践道徳であり、宗教とは呼びがたいからです。
というのも、儒教には宗教ならば必須の教えである、「神」や「死後世界」について、ほぼ言及がないからです。
あるのはただ、儒教の創始者・孔子による、支配者のための道徳的教えのみです。
また未開社会においては、すべてを霊魂のはたらきによると考える、「アニミズム」という信仰が中心でした。
未開社会においては、アニミズムを持たない民族、共同体は、まったくいなかったはずです。
ともかくも人間は、古代から近代まで、そうした共同体をまとめあげる宗教の規範を、さまざまなかたちで社会や個人に浸透させていきました。
たとえば、子どもに対しては「聖的なもの」として、それらを学校や教会で教えました。
さらには俗的には、一般社会における常識や娯楽などを通じ、彼らの無意識にまで叩き込んだのです。
なぜ人間が、いつの時代もそんなことをしたかといえば、人間が本能を喪失した生物だからです。
そのため人間には、「本能」に替わる「刷り込み」が必要とされるのです。
この点は、以下のページの章を、参考にしてください。
優柔不断は、育ちの問題。自分で決断力、判断力を身につけ、克服しよう!
3 第二章 意識的に肉体労働に励み、優柔不断さを消していった私
またその「刷り込み」は、民衆に対して「信賞必罰」という「アメとムチ」によって、なされます。
つまり共同体の規範に沿ったいいことをすれば、公の場で表彰され、逆に好ましくないことをすれば、街中でさらしものにされたりします。
そうすることによって、やっと共同体の規範というものは、個々人の感情レベルへと刷り込まれるのです。
またそれによりはじめて、共同体もちゃんと機能するようになるのです。
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さて、ここまで読んでくださって、あなたは「これのどこが、『嘘つき』の話なの?」と、思われたかもしれません。
ですが下記章で示したように、われわれが住む「戦後日本」という社会は、人類史から見ても、じつに異常で特殊な時代なのです。
なぜ優柔不断な人が、現代日本に激増したのか?その理由を、歴史的経緯と脳の発育から説く
4 第三章 2000年来の「イエ」の伝統が、ほんの10数年で崩壊した日本
なにしろわれわれ現代日本人は、自国で1000年間も培われた規範を、自らの手で、わずか10数年で消滅させたのですから。
上述引用のように日本は、自国で1000年間機能した、「アジア的大家族主義」を、ほんの短期間で手離しました。
ですがもちろん、現代日本人はそれまでの地域共同体から天皇制に至る、「イエ」の論理に替わる規範や価値観を、生み出したわけでは、ありません。
しかも現代の社会では、父は仕事に忙しく、母は子どもにベッタリ、そして学校は、個々の生徒には、深く関わらない方針です。
すると孤独に置かれた子どもたちは、自分で自分に都合のいい規範をつくり、その規範の下に生きていこうとします。
そしてその大部分は破綻し、子どもは手探りで、自分の生き方を模索していくことになります。
ところが、いいことなのか悪いことなのか、まれにその少年期独自の規範のまま、生きていける人間も出てきます。
それが1995年に「地下鉄サリン事件」を起こした「オウム真理教」の教祖・麻原彰晃であり、1988年から1989年までに4人の幼女を殺害した、宮崎勤です。
また海外の歴史的人物でいうと、ソ連のスターリンや、ドイツのヒトラーがこれに当たります。
これらはたしかに、極端な例ではあります。
ですがそんな社会では、とかくどんな意味にせよ、世の常識にはまったくとらわれない、自分独自の規範で生きていく人間が、大量発生します。
そしてその規範が、たとえば純粋にビジネスや学問等に向かっていれば、なんの問題もありません。
ところが現実には、平気で嘘をついたり、犯罪を犯したりする者たちが、大勢生まれています。
そのように現在のわが国では、「虚つき」が、異常に多くなったのです。
もちろん前近代の日本にも、むかしの西洋にも、そうした不道徳者は存在していました。
ですが戦後日本ほど、そうした人物が急増した地域は、歴史的にもちょっとないと思います。
というのも、現在のわが国では、犯罪者のみならず、政治家、役人、ジャーナリスト、学者、会社経営者、芸能人等々、ふだんから平気で嘘をつける人が、多すぎるからです。
彼らはもちろん、自分の嘘によりかえって追いつめられても、また違う嘘により、保身を図ります。
またあるいは、騒ぎが治まるまで、知らんぷりをしています。
もちろん彼らには、「自分が嘘をついた」という罪悪感は、みじんもありません。
そうした人物たちが少数派ではなく、むしろ主流派として、わが国に多くな影響のある地位に存在している。
これが、現代日本の異常さなのです。
またそれほどまでに、戦後日本の変貌は急激だったということです。
さて、冒頭でも申しましたとおり、現在、あなたが「嘘つき病」にかかっているのを自覚しており、これを治したいと思うなら、下記ページを参考にしてください。
(*^^*)つ
虚言癖には、こうして対処しろ!私の実践による、ココロとカラダと栄養からのアプローチ
まず人類とは、本能から離脱した生き物であるため、社会生活を営むにあたり、「共同規範」を構築する必要がありました。
それはほとんどが宗教のカタチをとっており、そのなかには共同体にとって好ましいこととそうでないことが、信賞必罰のカタチで含まれています。
個人に対しては、その教えが幼少期より、「刷り込み」というカタチであたえられるのが、宗教の一般的なあり方です。
もちろん、わが国にも「アジア的家父長制」ともいうべき、千年来の歴史がある規範が存在していました。
ところがわが国では、戦後の高度経済成長以来、核家族化が進展したため、そうした歴史ある民族的規範を知らない、若い男女が急増しました。
その結果、彼らや彼らの子どもたちは、「自分が生きる規範」というものを、自分で考え、創造しなければならなくなったのです。
その結果、子どもたちは、自分にとって都合のいいルールを自分でつくり、それに従い生きていくことになります。
ですから彼らにとっては、「事実、現実よりも、自分の都合」を優先した、自分勝手な基準のほうが、現実の社会常識よりもリアルに思えるのです。
その結果として、彼らは「都合よく嘘をつくこと」にも、罪悪感は感じられません。
なぜなら元来、罪悪感とは、前述したように一般には、宗教のカタチをとった規範を、個人が幼いときに脳に刷り込まれることにより、できる感情だからです。
そうしたことからわが国では、「虚言癖」を持つ人間が、現代になって大量発生したのです。
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