目次
さて、なぜ現代日本には、優柔不断な若者が増えたのか?
また彼らは、どういう育ちをした結果、そうなったのかについては、下記ページでご説明しました。
なぜ現代日本には、優柔不断な人が激増したのか?その理由を、歴史的経緯と脳の発育から説く
そこでこのページでは、優柔不断の極みのような青年だった私が、いかにして優柔不断から脱したのかという点を、おもに述べていきます。
私はその過程で、優柔不断な人はだれでも、それを克服できる一般論として考察してきました。
ですのでこのページは、もしあなたが優柔不断な性格にに悩んでおり、そんな自分を変えたいと願っているなら、きっとそんなあなたのお役に立ちます。(*^^*)
どうぞ私が苦しんできた過程を、ご自分のケースに当てはめ、読んでみてください。
必ず、あなたを変える大きな発見が、あるはずです!!(≧∇≦)/
さて、ここではまず、私自身の話となります。
以下のページを参照していただきたいのですが、私は学問による、自分の弱さや優柔不断さからの脱却を図ったのでした。
そうして、「自分で自分を創り変える」という作業に入ったのです。
人はなぜ、「人見知り」のまま大人になるのか?私の経験から得た答えは、「脳の発育不良
ところが私が28歳のとき、私は思わぬ落とし穴に陥りました。
それは、あまりにもアタマに「思考」という重りを載せすぎたことです。
そもそもが人間の脳とは、基幹部分ほど、呼吸や反射といった、生物の基本的機能を司ります。
そして大脳新皮質等、表面部分ほど、思考や意識といった、人間特有の高度な認識活動を制御します。
ところが、私のような虚弱児はじつは、脳が年齢に合った成長をしていないため、基幹部分ほど、弱いということを、私はクリニックで教わりました。
私はその現実を、直観的に知っていて、怖いから無視していたか、あるいは本当に気づかなかったのか、よく思い出せません。
おそらくは、前者でしょう。
とかく私の「自分、再創造計画」には、ある種の「逃げ」も入っていたのは、事実です。
そして脆い基盤の上に、重い思考を載せるとは、どういうことか?
それはもちろん、緩い地盤の上に、高層マンションを建てるようなものです。
やがて私の脳は、「思考」の重さに耐えられなくなってきました。
そうしたことから、あるときからカラダが異常に重く動かなくなり、毎日の活動時間も、どんどんと短くなってきました。
そんな私を見かねて、父が探してくれたのが、先述の久本先生(仮名)のクリニックというわけでした。
そこで久本先生から、人間の脳についての、衝撃の真実を知らされたという次第です。
その後、名古屋の病院に入院し、そこで他の患者さんたちと交わることで、対人関係の基本や、カラダの動かし方を学びました。
そして東京に帰った後、空手道場に再入門しながら、再度、本格的な哲学研究に向かったのです。
私がこのエピソードから、なにが言いたいかといえば、強靭な思考を形成するにあたっては、頑丈な肉体や健全な脳も不可欠だということです。
ですので、優柔不断に悩むあなたは、表面的な態度や言葉のみで、自分が本質的に変わるとは、思わないほうがいいということです。
本格的に優柔不断を克服しようとするなら、計画的にカラダを鍛えることと、ある程度、濃密な人間関係を経験する必要があります。
それについてあなたが具体的にどうするべきかは、私の経験にそって、後述します。
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東京に帰ってからの私はさらに、肉体労働にも挑戦します。
これは、道路や駐車場をつくったりする、かなり本格的なものです。
その会社には、ある偶然から入ったのですが、それはかなり充実したものでした。
荒っぽいオトコたちに囲まれ、毎日、ヘトヘトになりましたが、それでも私のカラダと脳は、日増しに強くなっていくのを感じました。
ともかく私は、屈強だが優しいオトコたちに囲まれていたため、彼らの認識が自分にも反映され、だんだんと芯から強くなっていたように、思いました。
その生活を、1年半ほど続けたため、私から「ボソボソしゃべる」、「思いつきで、ものを言う」等のクセが、だんだんと消えていきました。
とかく私は、自分のことは自分で決めるクセをつけ、肉体労働の仕事でも、作業の先を読むよう、心がけました。
その会社を辞めた後も私は、学問や空手の稽古は続け、日雇い派遣の仕事や、さまざまな肉体労働を経験しました。
その結果、35歳くらいのころには、どんなものにも即断即決できるようになり、どんな人とも対等につき合えるようになったのです。
さてでは、現在、優柔不断なあなたは、具体的にどうすればいいか、いよいよここで述べていきます。
まず、日常の仕事や生活のなかで、一つひとつのことを、自分自身で決めるクセをつけるのは、第一前提です。
さらに重要な点は、自分の「師」を持つことです。
それは、身近な人物でも、習い事の先生でもいいですし、また場合によっては、歴史上の人物や、小説やマンガの主人公でもいいです。
私の場合は多くいましたが、直接に参考になったのは、空手の師匠でした。
そして師を選ぶ基準ですが、それは以下の2点となります。
1.自分は、そういう人になりたいか
2.その人は、尊敬できる人か
そうして師を決めたら、しばらくは自分ではなく、師の判断を信じることです。
さらに前述したように、その師が架空の人物であってもかまいません。
とかく重要な選択の場面では、「自分ではなく、師ならどうするだろう」と考え、自分の気持ちより、その決断を信用します。
そうしたことをずっとくり返し、自分が師に並べなくても、少なくとも近づけたと思ったら、はじめて自分から主体的に決断を下すようにします。
またもちろん、その間には肉体の鍛錬も重要になってきます。
あなたの脳の基幹部から鍛え直すように、ムリなく単純な運動を心がけましょう。
その際には、なにかのスポーツや武術に打ち込み、自分でゴールを設定し、そこまで上達させることです。
私のオススメは、型や呼吸を重んじる、伝統空手や古流空手です。
そこで、茶帯や黒帯が取れるまで頑張ってみるというのも、いいでしょう。
ただし、もあなたがそこまでの時間は取れないというなら、以下のものを独習してもいいと思います。
ヨガ、整体法、ストレッチ、「ゆる体操」、「骨ストレッチ」、呼吸法、等々です。
なぜこれらかといえば、あなたのカラダとココロは間違いなく、緊張でガチガチになっているはずだからです。
そうして精神までこわばってしまうから、ココロが委縮し、あなたは優柔不断になってしまうのです。
これらを、毎日か2、3日に1度、1日20~30分でいいから、やることを習慣づければいいでしょう。
これらの運動は、とくに特殊な器具や場所もいらず、その気になれば、いつでも自分の部屋で行えます。
それが習慣になってしまえば、あえて奮起しなくても、自然といつも、自分で決めたノルマを達成できます。
逆に慣れてくれば、それをやらない日は、気持ち悪くなるくらいです。
それほどまでに、心身をゆるめるというのは、気持ちがいいことなのです。
くわえて、私がそのなかでとくにオススメするのは、「呼吸法」の鍛錬です。
なぜなら「呼吸」とは、それを通じて人は自分の胆力や意志の強さを向上させられるからです。
私はすでに、呼吸法に関する記事を書いていますので、ぜひ以下のことを参考にし、あなたの日常生活に取り入れてみてください。
2つの呼吸法を使いこなし、日常生活で能力開発を!その鍵は呼吸法で常時、自律神経を整えること
また、「ゆる体操」や「骨ストレッチ」等は、数回のみの受講も可能です。
もし忙しいならあなたは、そうした講習に3~10回ほど参加してみて、後は独習でも、いいと思います。
自分で決めたことを、自分で確実に消化するのは、大きな自信となるので、優柔不断を克服するには、もってこいです。
ただし注意事項として、師や学ぶ団体を決めるとき、くれぐれもおかしな新興宗教や自己啓発セミナーは、選ばないことです。
これらは、関わるだけ時間と労力とおカネのムダです。
そうした人物や団体を見抜くコツは、ちゃんと常識的な態度が取れているか、また、都合のいいことばかり言わないか、という点を見ることです。
そうしてあなたは、あなたの師、稽古事、武術などから学んだことを、つねに日常生活のなかで、即断即決できるよう、トレーニングすることです。
くわえて、いつも「自分は、何がしたいのか」を、自分自身に問うこともまた、重要です。
「自分にとって、何が重要事項か」、「自分の本心では、何を望んでいるのか」を、いつも明確ににするよう、トレーニングしてください。
ですからたとえば、彼女とのデートで、彼女に「何が食べたい?」と訊かれ、「なんでもいいよ」といった返事は、絶対にしないよう、注意してください。
とかくなにおいても大切なのは、「自分の意志を、つねに強固に持つこと」です。
そしてどんなときも、自分の問題は自分の決断力と判断力で、決定することです。
そうした毎日を送っていると、若いあなたならきっといつか、優柔不断さからは解放されます。
またひょっとしてですが、あなたが優柔不断なのは、その若さのせいかもしれません。
一般に「青年期」とは、「少年期」と「壮年期」の中間にあり、人は精神、肉体、社会属性、すべてが中途半端な状態に置かれます。
ですから、そうした時期に気持ちが揺さぶられるのは、当然です。
しかし、もし原因がそこだけならば、あなたは大人になりさえすれば、優柔不断の悩みからは解放されるはずです。
また最後に、あなたにオススメのマンガと小説を、ご紹介します。
それは、以下になります。
〇「マイナス」 沖さやか 著
〇『永遠の仔』 天童荒太 著
どちらも、いまでいう「毒親」に育てられてしまい、「アダルト・チルドレン」となり、自分の意志を持て余している人物たちが、描かれています。
これらの登場人物たちは、たとえ反面教師的意味合いでも、あなたの参考になると信じています。
ではあなたが、優柔不断を克服し、自分の意志を通せるようになり、自分の描く幸せを獲得できるよう、願っています。
そんじゃ(^_-)-☆。
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現代とは、優柔不断人間が大量生産される時代です。
いや、もしかすると、彼らのほうが主流派かもしれません。
そうなった原因は、端的に述べれば高度経済成長期以後に現れた、「核家族化」にあります。
核家族では、父は会社人間でいつも疲れており、育児には関心も責任も感じていない。
そして母は、そんな夫に嫌気がさして、自分の孤独をまぎらわすため、子どもと一体化する。
母はいつも、「あなたのためよ」と言いながら、子どもに必要な荒っぽい遊びもさせず、ひたすら塾通いをさせる。
その結果として子どもだったあなたは、年齢相応のたくましさを得られず、自分の気持ちさえわからない青年へと、成長してしまったのです。
あなたがそこから抜け出す道は、とかく強くなること。
自分で決めたことを自分で実行し、すべてを自分の判断力、決断力で選択していくことです。
そうして強固に、自分の主体性や意志を持てたとき、あなたはきっと、優柔不断さからは、卒業できているはずです。
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