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さて、あなたは下記ページにあるように、幼少期の愛情不足ゆえに現在、「何もしたくない」気持ちが続いているとします。
「何もしたくない」には、長期的、短期的の2つの原因がある。それぞれの対処法とは?
もちろん、その状態を放置したままだと、あなたはこれから、一歩も前に進めません。
なぜならあなたのその症状は、「ある日、気づけば治まった」という性質のものではないからです。
いや、申し訳ありませんが、事態を放っておけば、それがますますひどくなることはあっても、寛解することはありません。
なぜならあなたはいま、落とし穴に落ちた状態だからです。
そこから脱出するには、自力で必死で這い上がるほか、ありません。
私はその方法を、これまでの人生経験から獲得し、自分で実践することで、その状況から抜け出られました。
ここではあなたに、そんな私の経験知を、あますことなくお知らせします。
どうぞ、参考にしてみてください!!(≧∇≦)/
あなたはおそらく、程度の差はあれど、かつての私と同様の精神状態にあると思います。
そして、その自分の側を過ぎ去る一刻、一刻の時間に対し、なすすべなくイライラと億劫な気分になっていることでしょう。
ですが、上記のような青春を生きた私から言えることは、以下です。
「その苦しい時間を、『新たな自分を創りなおす機会』ととらえ、『自分の好きな自分』を、創出してほしい」ということです。
まず人間とは、生育した環境により、性格や能力が規定される存在であることは、他の生物と変わりありません。
またあなたがそのように、自己存在やご自分の時間を持てあましているのには、ちゃんとした理由があります。
というのは、元来的に人間とは、「自分の望むもの」は、自分の努力や労働により、手に入れようとするものです。
しかしあなたの場合、生まれたときから、自分の生活に必要なものは、すでにそろっていた。
だから贅沢さえしなければ、そこそこ物質的には不自由のない人生が送れそうに思えるのです。
ただしこれからの世の中では、それさえも、よほど頑張らなければ手に入らない、という時代になりそうですが……。
ともかくもそうしたわけで、あなたは「生きる目的」そのものを持てあましているのです。
たとえば、いまから80年ほど前の戦中やその後の戦後社会では、人々は毎日が食うや食わずの生活でしたので、そんな悩みはありませんでした。
ですが現在の日本は明確に貧困化していますが、少なくとも最底辺の人でも、飢え死にしない程度には豊かです。
またどんな貧乏人でも、スマホを自由に使えるくらいには、社会は繁栄しています。
ならばあなたは、その裕福な環境を利用して、「自分による、自分の再創造」をしてみては、と私は申しているのです。
やや大げさに述べれば、これができるかどうかが、今後のあなたが引きこもりになるか、逆にチカラを蓄え、羽ばたいて生きていくかの境目だとさえ、私は思います。
ですがもちろん、小市民的な生き方を目指し、社会にそこそこに適応していく道というのも、ございます。
現在では、「脱・引きこもり」や自己啓発セミナー、自己啓発本などは、たくさんあります。
そうしたもののなかから、ご自分に合ったものを厳選し、自分なりに楽しく生きて行けそうな道を探すのも、いいでしょう。
むしろ私は、それが可能ならば、いちばん無難な生き方だと、思います。
ところがまず、これからの世の中は、はたして個人にそんな甘い人生を許してくれる時代か、という問題があります。
この記事を書いているのは、2021年の1月ですが、現在の国際社会は、たいへんな状況にあります。
またそもそもがこの30年間、経済成長がほとんどなかった先進国は、日本だけでした。
しかし中国・武漢より発生したコロナ・ウィルスにより、世界中の国々が莫大な損失を受けました。
これにより、今後は日本のみならず、欧米各国やアジア諸国もまた、数年の停滞を余儀なくされるでしょう。
つまり現在は、世界全体が没落の危機にあるといって、過言でないのです。
そんななかで、日本に住んでいるあなただけが、これからもいままで同様の暮らしが保証されているとは、とてもじゃないが断言できません。
また、ムリに社会に合わせて、自分を過小評価し、小市民的な生き方を望んだ場合、死の間際になって後悔する可能性もあります。
これについては、2010年ごろ、オーストラリアの看護師、ブロニー・ウェアさんが、自身の経験をもとに、興味深い事実を、本にして発表しました。
ウェアさんは終末医療の看護師さんで、職業上、多くの死にゆく人たちを看取ってきました。
そのウェアさんによると、死ぬときに人がもっともたくさん語った後悔は、以下です。
〇他人の期待に沿うための人生ではなく、自分がやりたいことをやっておけばよかった
人はどうしても弱い存在なので、ついつい自分の意思よりも、まわりの環境や常識に流され、生きてしまいます。
これについては、自分の人生における決断についても、例外ではありません。
そうして自分の本心を、だましだまし生きていった最期に、人は大後悔に見舞われるのです。
さて、ここで私はそんなあなたに、これからどう生きるか、3つの道をご紹介しました。
1つは、「何もしたくない」というご自分の気持ちに沿って、本当になにもしないで生きていくこと。
2つ目は、とかく「人並み」を目指し、自分のまわりや常識に合わせ、ムリなく生きていく道。
そして最後の3つ目は、「何もしたくない自分」に打ち克ち、現在の自分をおおきく自分自身で変えていく生き方。
どれを選ぶのも、もちろん、あなたの自由です。
ですが私はやはり、あなたが人生の最期になって「俺は、自分の人生を生き抜いた!」と、悔いなく満足できるものが、最善だとは思います。
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とはいえ、現在の段階ではあなたは、「何もしたくない状態」をどう改善するにせよ、まだ具体的にどうすればいいか、なにもわからないでしょう。
そこでここでは、そんなあなたのために参考になると思われる、文学作品、映画などを、ご紹介します。
これらについては、時間がなかったり面倒だったりすれば、ムリに鑑賞する必要はありません。
Amazon 等のレビューなどを参考に、気の向いたときに読んでみる、観てみるという感じで大丈夫です。
文学
〇『デミアン』……ヘルマン・ヘッセ著
「その他大勢」の人と異なる人生を生きることは、「悪」なのか? 「自分の道」を生きることを決意した人が、取るべき覚悟とは、を教えてくれます。
〇『車輪の下』……ヘルマン・ヘッセ著
「世間の常識」による「正道」は、本当に万人を幸せにするものなのか、そうでないのかがわかります。
〇『レ・ミゼラブル』……ヴィクトル・ユゴー著
呪われた自身の前半生を、救いのあるものにするため、人のために生きた男の物語。私は大推薦しますが、とかくぶ厚いので、読む前にはご注意を。
〇『若き詩人への手紙』……リルケ著
「孤独であること」、「何もしないこと」が、もし人が芸術家等を目指すのなら、じつはとてつもなく重要だということを、教えてくれます。
〇『罪と罰』……ドストエフスキー著
究極的にどんな罪人でも人を救うのは、「愛」のみだと、実感できます。
〇『ナインストーリーズ』……サリンジャー著
若いときの精神的病理の正体が、物語でもって語られます。
〇『長距離走者の孤独』……アラン・シリトー著
若いときには、反抗的であること、社会の外側にいること(アウトローであること)も必要なことが、わかります。
〇『怒りのぶどう』……スタインベック著
どんなに希望がかなわなくても、希望を求め、あきらめないこと自体が、人間の希望なのだと教えてくれます。
〇『エデンの東』……スタインベック著
人間にとって、「愛」とは何か? 必要な「愛」を得られなかった人間は、どう歪んでいくかがわかります。
〇『シーシュポスの神話』……カミュ著
現代人にとって、終わることのない苦悩や労働は、どういう意味があるのか、考えさせてくれます
〇『恩讐の彼方に』……菊池寛 著
人のためになることを、自分の贖罪に選んだ男の物語。「人のために生きることが、結局、自分をもっとも活かす道だ」と、わかるでしょう。
漫画編
〇「BANANA FISH」
どんな悪人や超人でも、苦しい人生を生きていく上での唯一の報酬は、「愛」だけだと、悟らせてくれます。
映画編
〇「ショーシャンクの空に」
「希望を捨てない生き方」がどういうものか、実感できます。
〇「マグノリア」
現代のあらゆる病理は、「愛の不在」が原因だと、理解できます。
〇「グッド・ウィル・ハンティング」
自分の道を見つけるには、運命の人との出会いが必要だと、わかります。
〇「アメリカン・ビューティー」
「なすがまま、思うがまま」に生きたら、どうなるか。客観的には破滅でも、本人にとっては、ひょっとして最高の幸福かも……。
第三章 それぞれの生き方を選んだ人への、「何もしたくないくて、つらい」の対処法
ここからは、私が第七章で挙げた、「自分で自分の人生を拓いていく生き方」を選んだあなたへの章となります。
ですからその他の、「なすがままに生きる」、「まわりに合わせて生きる」ことを望む人には、あまり役立たない内容となっています。
ただ、「なすがままに生きる」、「まわりに合わせて生きる」も一つの生き方ではあるので、もちろん私は、そうした人を見下しません。
また、そのような人たちに対する「何もしたくなくて、つらい」に対する回答は、ここで述べておきます。
流されるままに生きていたい人は、とりあえず現在、ゲームやビデオ鑑賞など、即物的にやりたいものだけ、やっていればいいでしょう。
そうすればやがて、それに慣れてきて、その生活が当り前になってきます。
そうするともう、「何もしたくなくて、つらい」とは、感じなくなるはずです。
そうした時間つぶしが日常となれば、もはや「自分の人生について、真剣に考えよう」とは、思わなくなるからです。
ただしもちろん、その生活をいつまでも経済的に支えてくれる人が、生きているとは、かぎりませんが……。
また、「人並みの人生を目指す」あなたは、そのとおりの努力を積めば、いいと思います。
少なくともその間は、社会に適応するのに精いっぱいであるため、「何もしたくない」とは、ならないでしょう。
なぜならあなたには、目標があるからです。
あなたはただ、その目標に没頭すれば、いいだけです。
人は自分の目標に向かっていれば、それが本人にとって切実なものならば、他のことなど気にならなくなります。
ただしこれからの世の中は、上流を志してやっと中流に、中流を目指してやっとギリギリ食べていけるくらいになるであろうことは、認識していてください。
ですから数年後のあなたは、「人並みを目指していたはずなのに、気づいたら、まわりも自分同様、貧乏人だらけになっていた」となる可能性も、濃厚です。
さてでは、これからは「自分で自分の人生を切り拓いていく生き方」を選んだあなたのために、どうすればいいか、述べていきます。
とかく前覚悟として、「生きる」にあたり、自分の人生を賭けて、結果がどのように出ても後悔しないということが、原則です。
なぜなら、平和なときでさえ個人の運命などわからないのに、これからの世界はますます、混迷を極めていくと思われるからです。
あなたがどんなに努力をしようと、それが報われないどころか、裏目に出てしまうことも多々あります。
ただそんなあなたのために、ドイツの文豪、ゲーテの言葉を下に贈ります。
少年のころは、打ちとけず、反抗的で、青年のころは、高慢で、御しにくく、おとなとなっては、実行にはげみ、老人となっては、気がるで、気まぐれ!――
君の墓石にこう記されるだろう。たしかにそれは人間であったのだ。(ゲーテ格言集 新潮文庫)
もっとも好ましいのは、自分の人生を生きつつ、それが他の人のためになる生き方です。
これは、第二章で私が勧めた、『レ・ミゼラブル』や『恩讐の彼方に』における主人公の生き方といえば、いちばん近いです。
これを信条に生きれば、あなたの行動は即ー他人や共同体の利益になります。
社会的存在である人間ならば、この生き方がいちばん、本人にとっても、まわりの人間にとっても、幸せをもたらすものなのです。
この点については、以下のページの第四章と第五章を、参考にしてください。
4 第四章 “個”としての生物の究極目的は、自分が属する“種”の繁栄
このポリシーは、ある意味で「社会事業」に近いです。
つまり、他人や社会の利益や発展を第一に考え、自分が行動するのです。
ですからその場合、あなたが助けた人が多いほど、あなたへのリターンは大きくなります。
あなたはただ、人や社会に幸せを提供することさえ考えていれば、自分への報酬は、後になって膨らんで返ってきます。
そのときにはとかく、いつのまにか自分の利益を中心に考えるようにならないよう、つねに気をつける必要がありますが。
また青年期の無気力感とは、それが重く苦しいほど、それを克服したときの自信は強くなります。
あなたは若いときに「葛藤」、「手応えのなさ」に打ち克って、自信を得たのです。
そのときのあなたはきっと、見た目も内面も堂々とした事業家になれているはずです。
また、あなたに才能があるならば、思想家や芸術家を目指すのも、アリです。
現代という時代は混迷としていますが、それは1991年の冷戦終結後、世界を牽引する確固たるイデオロギーが現れないからでもあります。
あなたは歴史を学び、洞察力を身につけ、数百年ぶりに現れた本格的な思想家、学者となるのです。
ちなみにですが、これは現在の私が選んだ道でもあります。
その準備のため、私は現在、邁進中です。
そうして世界の人たちに、これから進むべき道を提示することを目指すのも、いいでしょう。
または芸術家となり、現代や後世の人たちに「感動」をあたえ、彼らのココロのよりどころとなる道なども、いかがでしょう?
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いずれにせよ、あなたの「何もしたくなくて、つらい病」は、いつかは消えてなくなります。
なぜならあなたは、大人になるにつれ義務や責任が生じ、あなたが精神的に成熟すれば、それらを自分に切実なものとして、果たすだろうからです。
義務や責任と格闘していればもちろん、「何もしたくなくて、つらい」などとは考えるヒマもなくなるに決まっています。
ただあなたが現状のままでなにもしなければ、たしかに「引きこもり」になる可能性は、充分にありますが。
それがイヤなら、ともかくも「最初の一歩」を踏み出すしかありません。
そしてこれがもっとも重要なことなのですが、あなたはどんな人生を生きるにせよ、「そこに根を張る覚悟」を持ってください。
そうすれば、自分自身からも他人や社会からも、責任を問われるので、それに対応し続けることで、あなたはどんどんと強くなれます。
私がここまで述べても、もしあなたにやりたいこと、やるべきことが見えてこないのなら、差し当たっては、「強い人間」になることを目指してください。
本当に「強い人間」とは、つねに自分にやってくる問題や難関に対し、逃げずに闘います。
決して彼らは、「何もしたくない」などと、弱音をはいたり、言い訳をしたりしません。
そうなるための具体策としては、武道でも習い事でも、自分で決めた目標に達するまで、絶対にあきらめずに頑張る習慣を身につけることです。
またそこから、あえて自分を苦しい立場に追い込むのも、有効です。
たとえば、会社で企画を立て、自分がその責任者になってみる等です。
そもそもが、「何もしたくない」とは、前述したように、物質的な豊かさには恵まれているのに、それに反比例して、精神が成熟していないから、感じるものです。
つまりは究極的には、その人の対人関係、社会能力の貧しさによるものと、いえるでしょう。
なぜなら精神ができた人間ならば、「何もしたくない」などと、自分の人生を持てあますことなど、ありえないからです。
彼ならば、たとえば空いた時間ができたなら、「この時間を、どう有効に使おうか」と考え、それを実行に移すはずです。
だからこそ現在のあなたには、つねに決断と責任を責められる立場に身を置くことが、大切なのです。
もちろんそれは、いきなり会社経営者のようなものでなくて、かまいません。
趣味のサークルや、会社内での同好会での会長などから始めてみると、いいでしょう。
そこからじょじょに、レベルアップを図るのが、いいと思います。
または自分で決めたなにかを、期限を決め、確実にそれを実践する習慣を身につける等です。
そのときには、止めたくなるとき、投げ出したくなるときも、当然、出てくるでしょう。
ですから、それを始める前に、「現在の自分の能力で、6割もできたら満点」くらいの気持ちで、予定を立てるのです。
そうして達成目標を明確にし、ちゃんとそれを予定表やカレンダーなどに書き込んでおきましょう。
東大の入試でも、6割も正答すれば、合格です。
そうしてつらいときには、それを始める前に抱いた自分の夢を思い出し、挫折したときのみじめさを想定するのです。
つまり、自分自身を「飴とムチ」で、コントロールするのです。
そうして最初の数年はさまよっていても、じょじょに「自分にできること」を増やしていけば、大丈夫です。
やがてあなたはきっと、「自分が根を下ろすべき場所」を見つけるでしょう。
そこであなたは、強固な根を張り、あとはそれを守っていけばいいのです。
そのときにはあなたは、間違いなく「自分で自分の人生をコントロールできる、強い人」になっているはずです。
幼少期からの愛情不足、および対人トレーニングの不足が原因で、青年期になって「何もしたくない病」が、発症する場合があります。
この場合ですと、元来ならまわりの大人にあたえてもらうはずだった愛情やコミュニケーション能力を、自力で獲得するしかありません。
それは様々なトレーニングや、自分の未来に思いを馳せることで、若ければ充分に克服は可能です。
もしあなたが「何もしたくない」と、長期的に悩んでいる場合、3つの道があります。
それは現状維持と、人並みを目指すことと、積極的に社会に出て行くことです。
そのうち前者2者は、これからの厳しい時代を考えるなら、そのまま破滅する可能性が高いです。
ですがもし、あなたが後者の道を選ぶなら、「人や社会のために生き、自分を活かす」道を選べばいいでしょう。
そうして自分の選んだ場所で、確たる根を下ろし、それを守ることにより、どんどんと強い人になってください。
そのときこそが、あなたが本当に「幸せ」になれるときなのですから。
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