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はてさて、当ページは、下記ページの続きです。(*^^*)
私の実体験から語る、「自暴自棄」の実態。そこから見えた、自暴自棄との接し方 |
上記ページでは、私の身の上話から、私が自殺未遂の後の精神病で自暴自棄になっていたとき、それをいかに乗り越えたか、語りました。
ですのでここでは、自暴自棄な気持ちでもうにっちもさっちも行かなくなったあなたが、毎日の生活をどのように過ごせばいいか、を述べていきいます。
お楽しみに!!(≧∇≦)/
さて、私が文学と歴史、その後には哲学や英語やドイツ語や美学、倫理学、宗教学等々を学んで得た、おもな成果とは、以下のものです。
それは、自分の問題に対して、距離と時間を置けるようになったため、自分の問題を客観的に解決する能力が身についた、ということです。
またもちろん、それは自分の事柄のみならず、人が抱えている人生問題などに答えが出せるようにもなりました。
そのため、これまで私は、対面でもネット上でも、多くの人の問題解決に役立ってきたと、自負しています。
(*^^*)
ところで当たり前ですが、人が自暴自棄になっているときに、自分で解決できる問題など、一つもあるはずはありません。
ならば、そういうときこそ冷静になり、自分の視点を対象からある程度は離すことが、必要となります。
また、あなたはまだ若いのですから、できないものが多いのは、当然です。
ならば時間をかけ、真の実力、精神力を身につければ、対応できるようになる問題も、多くなるはずです。
この点は、例を挙げると「失恋」です。
人は若いころはとかく、こらえ性がなく、また多感でもありますから、失恋して深く傷つくのは、ごく自然なことです。
また若い人は、これまで生きてきた年月が短いため、どうしても「現在の自分が、これからもずっと変わらない自分」と思い込んでしまいます。
さらに悪いことに、若いときこそ、そうした苦しさが永久的に続くように感じられるものです。
ですからそういうときは、あなたの過去を思い返してみましょう。
あなたが少年期に、自暴自棄になったか、なりそうだったときのことを、思い出してみてください。
すると、どうでしょう?
その問題は、現在のあなたにとっては、容易に解決できることだったということが、わかりませんか?
たとえば、小学生のころ、どうしても宿題が間に合わず、ヤケになって白紙で提出した。
あるいは、プラモデルをつくっていて、どうしてもパーツの組み合わせが理解できないので、自暴自棄になって途中まで組み立てていたものを、壊してしまった。
まず上の問題なら、どうがんばってもできなかったことを、先生に言って謝る。
あるいは、兄弟や両親に、わからない部分を教えてもらう。
次に下の問題なら、プラモデルづくりが趣味の友だちに訊いてみる。
または時間を置いて、冷静になってから再挑戦する等、やり方はいくらでもあったとは、思いませんか?
現在、あなたが抱えていて、自暴自棄になっている課題についても、おなじことが言えます。
もしいまは一人で解決できない問題ならば、まずは、それが得意な人に助言を仰ぐのもいいでしょう。
さらに、そうした人がまわりにいなかったとしても、あなたはこれから、とかく実直に生きていき、実力、精神力をつけていくべきです。
すると、いろんな能力が身についた未来のあなたから見れば、現在あなたが抱えている問題は、そんなに大きなものではないと、きっとわかるはずです。
上から言えることは、以下のことです。
自暴自棄になる人は、自らを袋小路に追いつめるネズミのようなものであると。
あなたは自分が抱える問題の深刻さから、「できる方法」を探しているつもりが、いつのまにか「できない理由」ばかりを集めてしまっている、ということです。
そうして、「早々と決着をつけたい」と考えるご自分の潜在的な願望に導かれ、早まった決断をしてしまうのです。
これというのもすべて、「自分を客観視できない」ところに問題があります。
ならばこの場合、あなたに必要なものは、自分や自分の問題を客観的に見てくれる人の存在、ということになります。
それには、あなたのご家族やお友だち、またはカウンセラーなどを利用するのがいいと思います。
そうして冷静になれたら、次にあなたは、ご自分の抱える問題の本質へと迫ります。
まず確実に言えることは、「いまのあなたの気持ち、状況は、決してずっと続くものではない」ということです。
これは100パーセント間違いのない事実なのですから、あなたはそのことを、自分自身につよく言い聞かせましょう。
〇「万物は流転する」 古代ギリシャの哲学者、ヘラクレイトス
〇「諸行無常の響きあり」 『平家物語』
〇「現実とは、矛盾を矛盾のまま放置できるほど、強靭なものではない」 ヘーゲル『大論理学』
古今東西の賢人たちが、この点については保証しています。
ぜひあなたも、「変化しない状況なんて、存在しない」ということを認めるところから、なにかを始めてください。
そうしてそれが、どう変化するか、ということを見極め、あなたは問題を直視するのです。
さて、もしあなたがそのように、問題を客観視できるようになれば、以下の方法に進みます。
仮にそれが、ご自身で、もしくは人の手を借りてでも、解決可能なものだと判断すれば、さっさと片付けてしまいましょう。
そんな大したことないものに、時間をかけるのは、もったいないことですから。
ところが、あなたを悩ませているものが、どうしても現在のあなたには、どんな手段をもってしても、だれに助けを借りても、処理できないものだとします。
するとそこで取る策は、問題から逃げる、解決まで数年かけることにする、等があります。
「逃げる」というと、非常に消極的な感じがしますが、この場合は「戦略的撤退」であるので、決して恥ずかしいことでは、ありません。
たとえば私は、病気や自分の関心事(学問や武道)のため、「自分は、どんな職に就くか」を決めるのが、大変に遅れました。
職らしい職であるライターになったのも、40歳のころと、非常に遅かったです。
それでも私には、失ったものは、なにもありません。
むしろ、20代、30代を、いろんな実力の蓄積に使っていたため、ライターになってからも、有利なことばかりでした。
たとえば、若いころにさんざん人間洞察はしてきたので、記事で「人物」を書くのは、私の得意です。
現在では、分野によっては、編集者の人にべた褒めされるような記事を、だれよりも早く書くこともできます。
私は先ほど、「逃げる」と申しましたが、重要なのはそれが「逃亡」ではなく「待機」である点です。
私がライターとして、なんとかやっていられるのも、前述したように若いときの備蓄があるからです。
もしあなたが、ご自分の問題を未来へと先延ばしするのなら、とかく「自分を高める努力」は、継続することにしましょう。
またもし、いますぐ問題解決することにしても、あまり深くは考えないことです。
真剣に思いつめ、物事が達成できない場合は、文字通り「心が折れ」ます。
まずは、数日の挑戦をしてみて、ダメなら撤退、うまくいけば「もうけもの」のつもりでいましょう。
そもそも社会も企業も、まだ若いあなたには、あまり過酷なことは期待しません。
もともと偉い人も、若いあなたには、むずかしいことはできないと、わかっているはずです。
また、あなたに大きなことを任せるということは、もしあなたが失敗すれば、損をするのは、自分のほうだという覚悟が前提です。
くわえて、もしあなたが仕事でしくじり、何千万円もの損失を、会社にあたえたとしましょう。
その場合、もちろんあなたは上司に激怒され、場合によってはクビもありえるかもしれません。
しかしまちがっても、あなたに損失を賠償しろと、言ってくることは、ありません。
なぜなら上述したように、あなたの失敗は会社の失敗であり、その責任はすべて、あなたに仕事をまかせた、あなたの上司にあるからです。
ここで、私の身の上話をひとつ。
あれは10年ちかく前の、私がライターになったばかりの出来事です。
それまで比較的、小さな案件ばかりこなしていた私ですが、あるとき、一冊の書籍をつくる仕事をすることになりました。
そのときのクライアントさんは、小さな広告代理店で、スポンサーは、当時、流行していた太陽光発電の設置会社でした。
それで、仕事をまかされたのはいいが、私は仕事の段取りなど、まったくわかりません。
てっきり、クライアントさんが手取り足取り、一から教えてくれるものとばかり、思っていました。
あるいは私の仕事とは、純粋に文章を書くことだけと、考えていました。
また私は、もちろんクライアントさんに嘘の実績などを、見せてはいません。
ところがクライアントさんは、どうも私がやり手のライターだと思ったみたいです。
すべての手順を、私一人でできると、勘違いしたようです。
それでいざ実務を始めてみれば、私はもう、素人であることが、なにからなにまでわかるほどの、仕事のできなさです。
もちろん私なりに、一生懸命はやってみましたが、ついにクライアントさんの親会社が見かねて、私を当案件から外すように言ってきました。
それにより私は、その仕事に関わった数か月を失い、お情けばかりの数万円のギャラだけは、もらいました。
ですが、そのプロジェクトが私を使ったことで立ち遅れ、損害として計上された数百万円は、私に請求されることは、ありませんでした。
それはすべて、私という素人ライターを雇った、クライアントさんの責任となりました。
最後に会ったとき、そのクライアントさんは心労から点滴を打ったばかりで、親会社に謝罪行脚することになったと、弱々しく言ってました。
もちろん私は、クライアントさんには、悪いことをしたと思っています。
ですが、世間の常識では、この件の責任者は私ではなく、私を使ったクライアントさんにある、ということになるのです。
もしあなたが、会社の仕事などで自暴自棄になりそうなときは、私が上に述べたことを、覚えていてください。
それだけで、気分がラクになりますから。(*^^*)
どんな大変なことを要求されても、あなたは、
♪ 失敗しても、俺は悪くねぇ ♪
と、ココロのなかで鼻歌を歌っていてください。
それだけであなたは、自暴自棄な気持ちからは遠ざかれるでしょう。
ただし、ここから先が重要なことです。
もし仕事に失敗したら、「自分の何が悪かったのか」、「どうすれば今後、おなじ過ちをくり返さずにすむか」という点を、反省してください。
私も、ライターになってからもいろんな失敗はしましたが、その都度、反省を重ねて成長してきたという自負は、少なくとも持っています。
あなたも失敗するたびに反省し、その都度、成長していけば、「できないこと」というのが、少なくなっていきます。
くわえて、当ページの発展版として、自暴自棄になったとき取るべき、より具体的な行動が、下記ページに記されています。
あなたが自暴自棄な気持ちを克服する、肉体・精神からのアプローチ。その超具体的な方法
こちらも、よろしく!!(≧∇≦)/
するとあなたはそのとき、自暴自棄に陥るほどの失敗やココロの弱さは、克服できているはずです。
さて、現在がつらいあなたには、その状況が永遠に続くよう、感じられることでしょう。
ところが、そんなことはまったくなく、すべてが、あなた自身をふくめ、時間の経過とともに変化していきます。(*^^*)
そこでもし、つらい気持ちでいるときに、あなたに大きな仕事や災難が降りかかってきたら、とりあえず冷静に、それが現在の自分にできることかを、考えてみましょう。
そこで、「できない」と判断すれば、やがてあなたが元気になったときに、あらためて挑めばいいだけです。
また、それでもどうしても「いま」やらなければならない仕事については、ムリのない範囲で取り組みましょう。(*^^*)
たとえそれが失敗したとしても、あなたが若ければ、ほとんどの場合は免責されます。
あなたにとって重要なことは、その失敗から学び、今後おなじ過ちをくり返さないよう、成長していくことだけです。
とかく若いあなたには、「過去、現在」以上に、「未来」のために生きてほしいと願います。
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